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医療保険基礎講座④【特約を見てみましょう】

医療保険の最後です。
特約を見てみましょう。
見ますけど、私が言いたいポイントは1つです。

特約って結局何を選んだらいいの??

マネー相談を受ける際、医療保険の見直しで必ずと言ってよいほど聞かれる内容です。
しかし、答えはたった1つです。
もちろん人にもよるのは確かですが、基本的には「必要ありません」。

なぜならば、それは何を選んでも一緒だからです。
前も説明した内容かもしれませんが、まずは特約にはそれぞれの「保険料」があります。

その保険料は、
「発生した時のみなさんに還ってくる保険金」×「発生する確率」で成り立っています。

例えば、とある医療保険(Aとします)の30歳男性、入院日額5,000円の主契約保険料は月々2,460円です。

そのAには、
「ガン診断給付特約」というガンだと診断された時点で100万円が支払われる特約がありますが、
その特約の保険料は1,394円です。
主契約の半分以上の保険料がかかりますが、
100万円という金額も高ければ、ガンになるのは今や2人に1人と言われている確率の高さが原因なわけです。

死亡保障も特約に含まれている医療保険もあります。
死亡保障は死んだときにもらえるものですから、
契約が切れていない限り、保険金は確実に受け取れるわけです。
保険会社にしてみたら、発生確率は100%。
よって、自分の利益も確保しないといけない以上、
最終的には保険金を上回る保険料を払ってもらうしかないわけですね。

逆に、災害死亡給付特約といって、
災害等で死亡した場合に保険金をもらえる特約がありますが、
1,000万円でも保険料はせいぜい1,000円です。
ということは、発生する確率は激低なのです。

何を選んでも…

特約を選ぶのって、なんだか馬を選んでるのと同じだと思うのです。

勝つ確率が高く、倍率が低い馬を選ぶのか、
勝つ確率が低く、倍率が高い馬を選ぶのか

1番のアナタニュウインスルネは必ず買って、
2番からは好きにするんです。
2番ガンニナッタラドバット
3番ツウインシヨウネ
4番ジョセイトクユウノビョウキ
5番ニュウインキカンビヨーン

でも結局一番勝つのは主催者、つまり保険会社。

そう思ったらなんだかね…
バカバカしく思いません?
何来るかわからないものを選んで、
レースだったら1分後に結果がわかるのに、
自分の人生を閉じないと最終結果がわからない。

結局何も説明しなかった笑

いらないもの…。
マネー相談をしているときも、特約の説明はするんです。
でもやり終わった後に聞かれることはいつも一緒なんです。
「で、何がいいんですか??」って。
それを判断してもらうために1時間近く説明してたんですけど…ってなります。

説明しても判断できないんですよね。
でもそれはその通りだと思いますよ。的確に選べる人なんてそうそういません。

悩むくらいならやめておきましょ。
そして何かあったときのために、お金を貯めておきましょう。

毎月3,000円貯めていたら年に36,000円。5年貯めていたら18万円です。
表現悪いですが2ヶ月多く入院できます。
入院しなければ別の使い道ができます。
保険料は基本的に掛け捨て。還ってくることはありません。

もし今入っている保険の特約がどんなものか、
この特約の説明をちゃんとしてほしいという方は
ぜひメッセージをお寄せください。
お待ちしています。